車体工業会、横転抑制装置装着トレーラの走行実験を開催
2010年6月10日(木)
上は横転抑制装置がON。
下はOFF(実験用のアウトリガが地面に接触)
社団法人日本自動車車体工業会は10日、ボッシュ塩原試験場(栃木県那須塩原市)において、横転抑制装置装着トレーラの走行実験を開催した。
トレーラ横転による痛ましい事故を出来る限り減少させるため、車工会トレーラ部会会員の各トレーラメーカーでは、横転抑制サポート機能を装着したトレーラ開発に取り組んできた。
今回、横転抑制に重要な役割を担う、ブレーキシステムメーカー、クノールプレムゼ社とワブコ社の協力のもと、同走行会を開催することになった。
走行車両は、煽り付きフラットセミトレーラ(GVW28t・2軸)とタンクセミトレーラ(GVW20.2t・1軸)の2台。共に横転抑制装置(ROC)付。
Jターン走行とダブルレーンチェンジ走行で、ROCのONとOFFの差を比較した。
ROCとは「Roll-Over Control」の略で、意味は「横転制御(横転抑制)」。3つのセンサにより、まず車両の挙動を感知し、次に挙動を計算して危険か否かを判定、最後に危険と判定した場合、トレーラブレーキを自動制御して減速する仕組み。
※同走行実験については、当サイトにて近日中に特集ページとして掲載します。