極東開発、コンクリートポンプ車「ピストンクリートPY100-30-S」発売
2010年6月22日(火)
「ピストンクリート PY100−30−S」
極東開発工業株式会社(本社:兵庫県西宮市 社長:筆谷 高明)は、GVW22トン車に30メートル級のブームを搭載したコンクリートポンプ車「ピストンクリートPY100-30-S」を開発し、平成22年7月1日より発売する。
新機種は、取り回しがよく市場ニーズが高いGVW22トン車に30メートル級のブームを搭載した。昨年開発した新油圧システムと新油圧シリンダの搭載により、作業時の騒音・振動の抑制と耐久性を両立。また、ブームシリンダの工夫など安全性・信頼性にも配慮したという。
◆「PY100−30−S」の特長
1.GVW22トン車に30メートル級ブームを搭載
取り回しがよく市場ニーズが高いGVW22トン車に30メートル級ブームを搭載した機種を新たにラインナップ。
2.騒音、振動を低減
新開発の油圧システムにより最適な油圧供給を行う。また新設計のメイン油圧シリンダは、クラス最長のロングストローク1,900mmで、Sパイプの切替回数が減少。これらにより、作業時の振動や騒音を抑制する。また、ブームが揺れる回数が少なくなり作業者への負担が軽減するとともに、Sパイプやコンクリートピストン等の部品の消耗を抑えることができる。
3.安全対策(JIS A8612 安全規格に準拠)
カウンタバランスバルブにより、作業時に万が一ブームシリンダの油圧配管を損傷しても、シリンダを保持し、ブームの降下を防ぐよう工夫している。
4.販売価格希望小売価格(シャシ価格込み) 6千3百万円(消費税込み)
(参考)【コンクリートポンプ車の種類】
?ピストンクリート(押し出し式コンクリートポンプ)
ホッパ内の生コンクリートをシリンダ内に吸い込み、水鉄砲のように押し出して圧送するタイプ。圧送性能が高く、高層ビル建設や大規模な土木工事現場で使用される。
?スクイーズクリート(絞り出し式コンクリートポンプ)
円周ドラムの内周にセットしたポンピングチューブを、練り歯磨き粉チューブのようにローラーで絞り出して生コンクリートを圧送するタイプ。圧送性能はピストンクリートに比べると低いが、経済性に優れており、小規模な現場で使用される。