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トヨタL&F、ハイブリッドフォークリフトに4.0t/4.5t車を追加

2010年7月29日(木)

 株式会社豊田自動織機(社長:豊田鐵郎)・トヨタL&Fカンパニーは、ディーゼルエンジンハイブリッドフォークリフト「GENEO-HYBRID(ジェネオ ハイブリッド)」(2009年12月、3.5t積みを発売)に4.0tおよび4.5t積みを追加し、7月29日より、全国41社のトヨタL&F取扱店を通じ、販売を開始する。

 世界的な環境意識の高まりを背景に、フォークリフトの環境性能向上に対する市場ニーズは 急速に高まっており、2009年の国内フォークリフト市場における電動車の比率は57%まで上昇している。一方で、積載荷重3.5t以上の中・大型クラスでは、連続稼働時間等で課題のあるケースもあり、電動車の比率が6%にとどまっている。
 こうした状況を踏まえトヨタL&Fカンパニーは、中・大型クラスにおいて、環境性能を画期的に向上させる独自のハイブリッドシステムを開発し、2009年12月に3.5t積み「GENEO-HYBRID」を発売した。

 今回、4.0tおよび4.5t積みを追加して商品ラインアップを強化し、3.5t〜4.5t積みエンジン車ユーザーにおける環境負荷低減と経済性向上ニーズに応えることが可能になった。また、キャビン、ヒーター等のオプションを追加設定し、ユーザーの現場に合わせた仕様を提供していく。

 「GENEO-HYBRID」は、現行ディーゼル車の約1/2の排気量のエンジンと電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載することで、現行ディーゼル車と同等の作業性能を確保しつつ、燃料消費量・CO2排出量ともに約50%(同社作業サイクルでの測定値)低減し、世界トップクラスの環境性能を実現したという。
 また、モーター駆動の走行方式を採用することで、電動車で好評の「アクセルオフ回生制動」、「アンチロールバック機能」の搭載が可能となり、ブレーキング・坂道発進等の操作性を向上させた。さらに、ハイブリッド専用モニターを搭載し、エネルギーの流れ、システムの状況を表示する。