三菱ふそう、北米市場で「新型キャンター」の発売を開始
2011年3月11日(金)
新型キャンター(北米仕様車)
三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下:MFTBC)は、北米市場にて小型トラック「新型キャンター」の発売を開始したことを発表した。
「新型キャンター」は、3月8日、米国インディアナ州インディアナポリスで開催された「The Work Truck Show」において、初めて公開された。
昨年11月に日本国内で発売を開始した「新型キャンター」には、排気量3リットルの新開発「4P10」型ディーゼルエンジン、「BlueTec®システム」(再生制御式DPF+尿素SCR)、そしてトラック世界初となるデュアルクラッチ式トランスミッション「DUONIC™」(デュオニック)を搭載している。また、内外装を一新するとともに、フレーム、サスペンション、ブレーキシステム等の改良を行い、軽量化および安全性能の向上を図った。
北米市場では、昨年設立25周年で販売10万台を達成した、販売子会社のMitsubishi Fuso Truck of America, Inc.(以下:MFTA)の約200拠点の販売網を通じ、米国・カナダ・プエルトリコで販売を開始する。また、今回初めて北米において「Canter」のブランド名で展開する。なお、生産はMFTBC川崎工場(川崎市中原区)で行い、完成車として輸出する。
MFTBCのカイ・ウーヴェ・ザイデンフース副社長兼海外販売本部長は、
「”新型キャンター”を北米市場へ投入することで、当社は米国やカナダにおける重要なお客様へ、最先端かつ最も効率のよい小型トラックをお届けすることになります。極めてクリーンな排出ガス、かつ低く抑えられる維持費によって、”新型キャンター”が、販売とマーケットシェアが回復している市場において、更なる弾みをつけてくれることを期待しています。」と述べた。
MFTBCは「新型キャンター」の発売を、北米に続き2011年末までに欧州、オーストラリア他の海外市場へ展開する予定。 2012年には、さらに40以上の海外市場に導入する予定だという。