富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:重松 崇 資本金:53億円) は、業務用ecoドライブレコーダー「OBVIOUS(アヴィアス)レコーダー」で複数拠点の画像データを一元管理できるネットワーク対応アプリケーションソフト「画像解析ソフト」と「エコ安全運転支援ソフト」(※2)を、5月下旬より出荷開始すると発表した。ネットワークでドライブレコーダーの画像データを一元管理できるシステムは業界初となる。
同社では、業務用のドライブレコーダーとして、2005年11月に「OBVIOUSレコーダー」をタクシー向けに発売、その後も24V車両へ対応した運輸車両向けモデルや、環境に配慮しエコドライブをサポートするモデルを発売するなど、着実に進化を図ってきた。
今回、ドライブレコーダーをより有効に活用していただきたいとの想いから、複数拠点を持つ企業様向けに、各拠点の画像データを本社サーバーに自動集約し、一元管理できるよう機能アップした2種類のアプリケーションソフトを発売した。
従来は、拠点別に画像データを管理していたため、本社から別拠点の画像データをすぐに確認できないという課題があった。ネットワークに対応した新アプリケーションソフトを導入することにより、他拠点のデータをスムーズに確認でき、全社にまたがる安全運転教育も効率的に行うことができるようになるという。さらに「エコ安全運転支援ソフト」には、一元管理に加え、個人の安全運転やエコドライブ教育に活かせる機能が充実している。
価格は画像解析ソフト、エコ安全運転支援ソフトともにオープン価格
5月下旬からの発売となる。
【新アプリケーションソフトの主な特長(共通)】
■複数拠点の画像データも、ネットワークですぐに閲覧可能
各拠点の全データを、ネットワーク回線で本社サーバーに自動集約し、事業所・階層を選択して画像を検索可能。各営業所での万一の事故も、本社ですぐに確認することができる。
■カンタン操作でデータ抽出できるピックアップ機能搭載
ドライバーの運転指導などに必要な画像データを、膨大なデータから簡単操作で抽出可能。業務に多忙な管理者様でもワンクリックで見たい画像を絞り込める。
■「共有ノート」機能で、画像データを全社で活用可能
拠点で取得した画像を「共有ノート」に登録することで、全社で閲覧が可能。各拠点の危険な運転事例などを集めて安全運転教育などにも活用ができる。
■ログインIDとパスワードで、データ管理も安心
使用者ごとにログインIDとパスワードを登録。それぞれのIDに操作権限の設定をすることで、データの故意な削除や不正コピーなどを防止する。
【エコ安全運転支援ソフトのみの主な特長】
■違反エリア・ポイント表示/走行軌跡表示(高機能タイプ?のみ)
GPSで取得した位置情報により、速度超過や急加速などの違反場所の特定や走行軌跡を表示。 ドライバーと管理者で問題点を確認しあうことで、会社が望む安全運転レベルを的確にドライバーへ伝えることができる。
■エコ・安全運転指導書で安全運転教育が可能(高機能タイプ共通)
運行データからドライバーの運転傾向を分析。運転結果を点数化し、ランキングなどにより客観的で公平な評価を実現できるので、乗務員も納得できる安全運転教育が可能。
■リアルタイムエコガイダンス機能(高機能タイプ共通)
急ハンドルや急加速時などに、音声ガイダンスで「急加速です!」などと警告するとともに、「優」「良」などのエコ運転レベルを表示。ひと目で運転状況がわかり、ドライバーのエコ・安全運転を支援する。
注)操作表示器(別売)が必要。
・アプリケーションソフト以外に推奨スペックを満たしたサーバー、PC、周辺機器およびネットワーク環境の構築が必要。
・今回発売したアプリケーションソフトは、G300シリーズ以外の車載機には対応しない。
<ご参考>
【OBVIOUSレコーダーの主な特長】
■記録方式に「イベント記録」に加え、「常時記録」を搭載
衝撃を検知して記録する「イベント記録」と「常時記録」の2つの記録機能を搭載。
衝撃で検知しない軽微な衝突などでも記録のとりこぼしを防止。
また、常時車内の状況を記録することも可能。
■広画角カメラ採用で水平135°の広範囲な画像が撮影可能
CCDカメラで、業界最大級・水平135°、垂直105°の撮影角度を確保。車外の状況がより広範囲に記録できる。
■電源オフタイマー機能で一定時間記録を継続
エンジンを止めた後も、一定時間は車載機本体の電源を保持することで、継続して画像・音声を記録。駐車場で車を離れた際の事故なども記録でき、不安を軽減する。
■SDHCカード対応
大容量SDHCカードを採用。イベント記録で最大500件、常時記録で最大98.5時間の記録が可能。
■カメラの複数台接続・同時撮影可能 <高機能タイプ-?・?>
高機能タイプ-?・?では、3台のカメラで同時撮影が可能。より多くの情報を捉え分析することで、さらなる安全運転につなげることができる。また、車室内用に赤外線カメラキットを接続することで、夜間時における万一の犯罪行為などの解明に役立つ。
※2台目以降の接続は別売。
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