新明和工業 日本初「外部電源充電不要」の電動塵芥車を開発
2010年3月1日(月)
日本初「外部電源充電不要」の
電動塵芥車
日本初 外部電源からの充電が不要の電動式塵芥車(ごみ収集車)<自家発電型>を開発
− 廃棄物の積込み・排出時の二酸化炭素排出量を100%削減※ −
新明和工業株式会社(取締役社長:金木 忠)は、このたび、廃棄物の積込み・排出を電動で行う塵芥車(ごみ収集車)を開発し、本日1月15日から受注を開始する。この電動式塵芥車の最大の特長は、走行時のエンジン作動により発電した電力を蓄電・利用して廃棄物の積込み・排出を行うことである。外部電源からの充電が不要な電動式塵芥車は日本初。
従来の塵芥車は積込み・排出時の駆動はエンジンを動力源とすることから、廃棄物の収集作業時には常にエンジンを作動させておく必要があり、二酸化炭素の排出量や騒音抑制の観点から、環境に配慮した塵芥車のニーズが高まりつつある。
日本初「外部電源充電不要」の
電動塵芥車
同電動式塵芥車は、エンジンを停止した状態で、積込み・排出できることから、作業時の二酸化炭素の排出量削減(従来製品比100%削減※)に加え、低燃費、低騒音を実現した。また、外部電源からの充電を必要とせず、走行による充電のみで、作業に必要な電力を確保できるなど、実用性も兼ね備えたという。
※車両減速時に発電したエネルギーのみで積込作業を行った場合
なお同電動式塵芥車の愛称は、社内公募により決定する予定。
【製品概要】
1.主要諸元
適用シャシ :2トン車クラス
架装型式 :GR042-1433E
積載対象物 :一般厨雑芥
積載容量(ボデー部) :4.1立米
投入口容量(ホッパ部):0.32立米
投入口寸法 :幅…1,435mm 高さ…800mm
積込時間 : 約10〜11s
汚水タンク容量(ホッパ部):90L
排出方式 : ダンプ式
排出時間 : 約12〜13s
2.特長
(1)二酸化炭素排出量削減・低燃費を実現
●収集作業時のアイドリングストップにより二酸化炭素排出量および燃料消費を100%削減※
※車両減速時に発電したエネルギーのみで積込作業を行った場合
(2) 低騒音化
●エンジンを停止して積込み・排出作業を行うことで低騒音化(60dB以下)を実現
(3) 充電不要で高い実用性
●エンジンの作動により発電した電力をキャパシタ(蓄電池)に蓄電して利用
●外部電源からの充電が不要で車両停滞がなく車両稼働率を維持
●充電インフラや電気代が不要
●走行中の発電は主に減速時の回生エネルギーを利用
●走行しながら短時間で充電できることからステーション収集に最適
●耐久性の高いキャパシタを採用
(4) 設備電源(AC200V)での作動
●屋内での長時間連続作業に対応し、設備電源(AC200V)を使った積込み・排出も可能
3.受注開始時期
2010年1月15日
4.販売目標
200台(2011年度)
5.販売価格
1,400万円〜(シャシ・架装物を含む 仕様及び架装するシャシにより異なる)
≪本件に関するお問い合わせ先≫
【販売】
東京都台東区東上野5丁目16-5
新明和工業株式会社 特装車事業部 環境車両営業部
TEL:03-3842-6131
【その他】
兵庫県宝塚市新明和町1-1
新明和工業株式会社 社長室 広報・IRグループ
TEL:0798-56-5002
なお同塵芥車について、 当サイト内で特集掲載中。詳しくは
こちら