横浜ゴム、リトレッドに氷雪上性能重視型トラック・バス用スタッドレスタイヤをラインアップ
2012年8月17日(金)
横浜ゴム株式会社はトラック・バス用リトレッドタイヤのラインアップに、環境特化型トラック・バス用タイヤシリーズ「ZEN(ゼン)」の氷雪上性能重視型スタッドレスタイヤ「ZEN 903ZW(ゼン・キューマルサン・ゼットダブリュー)」を追加し8月から順次発売する。発売サイズは11R22.5 14PRと11R22.5 16PR、275/70R22.5 148/145J、245/70R19.5 136/134Jの4サイズで価格はオープンプライス。
リトレッドタイヤは使用済みタイヤのトレッド部分を新しいトレッドに張り替えて再利用するタイヤで、省資源や廃タイヤの削減など3R(Reduce:省資源、Reuse:資源循環、Recycle:資源再生)の観点から高い環境保全効果が期待できる。また、運輸・輸送業界では地球温暖化防止や燃料費の高止まりにより、環境経営のレベルアップとコスト削減が大きな課題となっており、リトレッドタイヤの需要が高まっている。
こうした背景を受けて横浜ゴムは、リトレッドタイヤへの活用に最適なタイヤとしてケーシング(台タイヤ)の長寿命化を図った「ZEN」シリーズのリトレッド商品化を進めており、今回の「ZEN 903ZW」は、ロングライフ・省メンテナンス指向オールシーズンタイヤ「ZEN 701ZE」、低燃費指向オールシーズンタイヤ「ZEN 702ZE-i」、低燃費指向スタッドレスタイヤ「ZEN 902ZE」に続く4つ目の商品となる。
横浜ゴムはトラック・バス用タイヤユーザー向けに、トータルパッケージプラン「eco method(エコ・メソッド)」を展開している。「eco method」は、新品タイヤ「ZEN」とリトレッドタイヤの販売のみならず、タイヤ空気圧モニタリングシステム「HiTES(ハイテス)」や定期的なタイヤ点検による最適なタイヤ運用の提案「TMS(タイヤ・マネージメント・システム)」、緊急なタイヤトラブル対応「YNS(ヨコハマタイヤ・ネット・サービス)」をパッケージにしたもので、ユーザーの環境対応、安全運行、およびコスト削減を商品とサービスでサポートしている。