極東開発グループが日本初(※1)の「移動式破砕機」を新開発
2013年3月4日(月)
極東開発工業株式会社(本社:兵庫県西宮市甲子園口6 丁目1 番45 号 社長:筆谷 高明 特装車事業、環境事業、パーキング事業 等)は、グループ会社の日本トレクス株式会社(本社:愛知県豊川市伊奈町南山新田350 社長:西川 柳一郎 トレーラ・トラックボディ等の製造、販売)と、「移動式破砕機」を共同開発したと発表した。
「移動式破砕機」は、同社が1971年に発売し、現在まで全国各自治体のリサイクルプラントなどに135機におよぶ納入実績がある竪型破砕機「極東・トレマッシェ®」を、日本トレクスのトレーラに搭載した日本初(※1)となる製品で、災害復旧現場でのがれき処理作業や、最終処分場の掘り起こしごみ処理(※2)現場などでの活躍が期待される車両。
通常は施設に固定設置される破砕機をトレーラに搭載し移動を可能にした同新製品は、時間や場所に制約されることなく現場でごみの破砕を行うことが可能となるため、より迅速かつ効率的な処理作業を実現する。
※1.竪型高速破砕機を搭載した移動式破砕機。(2013年2月現在 同社調べ。)
※2.掘り起こしごみ処理 :最終処分場に埋められたごみを一旦掘り起こした後、破砕・選別・焼却・再資源化などにより減量化した上で埋め戻す処理方法で、処分場の容量を確保する手段として注目されている。
■「移動式破砕機」の特長
1.竪型破砕機「極東・トレマッシェ®」と周辺機器をトレーラに搭載
竪型破砕機「極東・トレマッシェ」と周辺機器をトレーラに搭載しているため、現場におけるごみ処理ライン設営時間の大幅な短縮を図ることができ、時間や場所に制約されることなく迅速な作業を行える。
2.外部電源が不要
発電機を搭載しているため、電源設備の整備状況を問わず稼動が可能。非常時におけるライフラインが切断された状況でも作業を行うことができる。
3.想定される用途
災害復旧現場でのごみ処理活動や、最終処分場の掘り起こしごみ処理作業などでの用途を想定している。機動的な現場活動を力強く支援する。
4.主要緒元(※トラクタ部除く)
・サイズ(L×W×H)
→走行時 :12,530mm×2,490mm×3,747mm
→作業展開時 :13,547mm×3,425mm×4,801mm
・車両総重量 :28,000kg
・処理能力 :5〜10t/h