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ミシュランタイヤ、ワイドシングルタイヤ「X One」を冷凍車輌に装着

2014年6月5日(木)

日本ミシュランタイヤ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:ベルナール・デルマス)は、トラック・バス用ワイドシングルタイヤ「MICHELIN X One(ミシュラン エックスワン)」(以下「X One」)が、生田梱包株式会社(本社:埼玉県入間市、代表取締役:生田芳夫)が新たに導入した冷凍車輌に装着された事を発表した。

ミシュランの「X One」は、ワイドシングルタイヤの中でも、駆動軸装着も可能で、更に1軸あたり10tもの荷重能力を持つワイドシングルタイヤ。トラックに装着されている2本(ダブルタイヤ)のタイヤを1本にするというコンセプトで、車輌の軽量化や積載効率の向上を可能にすると同時に、環境負荷低減とコスト削減を達成する新しいコンセプトのタイヤだという。軽量化されたタイヤ・ホイールユニットが発進・加速時の慣性力を低減すると同時に、発熱源の1つとされるサイドウォールの数がダブルタイヤの4ヶ所からワイドシングルタイヤの2ヶ所に減ることで回転中のタイヤの発熱によって増加する転がり抵抗を削減、この2つの効果により車輌の燃費改善や燃料消費量の節約に貢献する狙いの製品だ。

生田梱包株式会社は、今回新たに導入した冷凍車輌の後輪2軸に「X One」を装着したことにより、従来のダブルタイヤと比較し、1車軸あたり160?※1もの軽量化を実現し、車輌重量を320?※1も軽減した。装着タイヤは「MICHELIN X One XDN2(ミシュラン エックスディーエヌツー)」で、タイヤサイズは455/55R22.5 (166L)。

生田梱包株式会社の代表取締役の生田芳夫氏は、「数年おきに最新の環境機能を整備した車輌を積極的に導入するなど、常にドライバーにも環境を意識させ、荷主様にもわれわれの企業姿勢を示してきました。タイヤの装着本数を減らすことで原材料と廃タイヤの数を減らし、大幅な軽量化により燃費を向上させ、更に積載量まで増やすことができる、今までにないタイヤがあることを知り、今回採用を決定しました。燃費が悪いと言われる冷凍車輌だからこそ、ワイドシングルタイヤの装着により燃費改善のインパクトがあるのではないかと期待しています」と期待を語った。

また、日本ミシュランタイヤ株式会社 代表取締役社長のベルナール・デルマスは、「2本を1本にするという画期的なこの製品は、車輌重量削減や積載効率改善はもちろんのこと、燃費改善による環境負荷低減のソリューションとしても期待されています。一般的に燃費が悪いとされる冷凍車輌に『X One』が採用されたことにより、国内輸送事業者の皆さまが抱える燃料費高騰などの課題に対するソリューションになりうることが、より多くの方々に認知されることを期待しています」と語った。

※1 11R22.5スチールホイール装着ダブルタイヤと、アルミホイール装着の「X One」との比較(ミシュラン調べ)