全日本トラック協会、新事務所に移転
2014年8月4日(月)
地上11階、地下1階建ての新しい全日本トラック総合会館
全日本トラック協会はこのたび、これまでの新宿エルタワーから新宿区四谷に移転し平成26年7月28日から業務を開始した。
全日本トラック総合会館(全日本トラック防災・研修センター)が竣工したのは7月25日。新しい全日本トラック総合会館は地上11階、地下1階建て(10、11階は住居スペース)であり、2階が研修室、3階が全ト協ホール、4階が大会議室と中会議室となっている。
この総合会館は全国のトラック運送事業者の防災司令塔としての役割を担う。有事の際、2階にある研修室は災害対策本部になる。また建物は免震構造である他、電力2回線受電(万一に備え2つの変電所から受電を確保)、太陽光発電装置(南側壁面及び屋上の太陽光パネルより20kw相当の電力を確保)、非常用発電装置(研修室に災害対策本部を設置し72時間の連続運転を可能)、給水設備(災害時に断水した場合も給水可能な受水槽方式を採用)、備蓄倉庫(有事の際の帰宅困難者のための食品、飲料等を備蓄)など、災害への備えも万全だ。
そして平成26年7月31日には「全日本トラック総合会館」落成祝賀会を催した。
落成祝賀会には、太田昭宏国土交通大臣のほか公明党代表山口那津男氏ほか、多くの政治家や国土交通省の幹部職員が来賓。あいさつの中で、東日本大震災の際には、緊急物資輸送などトラック運送の重要性を再認識した。このたびの全日本トラック総合会館は、まさにくらしと経済のライフラインを守る最前基地として重要な拠点となるだろうと期待を寄せた。
なお、全日本トラック総合会館には(公社)全日本トラック協会の他に(一社)全国霊柩自動車協会、(一社)運輸・交通SAS対策支援センター・(公社)貨物自動車運送事業振興センター・自動車基準認証国際化研究センター(JASIC)・首都圏キット利用協同組合・日本貨物運送協同組合連合会・日本トラック興業株式会社・全国トラック交通共済協同組合連合会が入居する。