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タダノ/地方自治体に橋梁点検車を納入

2014年12月26日(金)

株式会社タダノ(代表取締役社長:多田野宏一氏、本社:香川県高松市)は11月28日、兵庫県東播磨県民局加古川土木事務所に橋梁点検車 BT-200 を納入したと発表した。尚、地方自治体の橋梁点検車の導入は全国初という。

以下、同社発表による

近年、社会インフラの老朽化が社会問題となっている。特に道路インフラについては国土交通省の2007年の「橋梁の長寿命化修繕計画策定事業」の創設以来、さまざまな施策が行われている。
道路橋については、本年7月1日に国土交通省から省令が発令され、橋長2m以上の橋梁(全国約70万橋)に対して5年に1回の近接目視点検が義務づけられた。これにより橋梁点検対象橋梁数が増加し、橋梁点検車需要が拡大することが予測される。

通常橋梁点検車は、レンタル会社等が保有しているが、需要の急拡大と供給が追い付かないことがあいまって、車両の調達に苦慮する状況となっている。
同社では橋梁点検車についてレンタル会社のみならず各地方自治体や建設コンサルタント会社からの問合せが増えており、今後、橋梁点検車需要の拡大に伴う販売増加を期待している。

※兵庫県管理の橋梁点検事情について
兵庫県が管理する道路橋は約4,700橋ある。その内の約4割が1960年〜1973年の高度経済成長期に建設され、今後の高齢化に対しての老朽化対策が喫緊の課題となっている。こうした中、効率的かつ効果的な道路橋の維持管理の推進と安定的な橋梁点検業務の遂行の取組みの1つとして、橋梁点検車導入を決めたという。