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カシオ/グリップタイプのスキャナ一体型ハンディターミナルを発売

2015年1月20日(火)


レーザースキャナーモデル
カシオ計算機株式会社(代表取締役社長:樫尾和雄氏、本社:東京都渋谷区)は、流通小売業や運輸業、物流業などに向けて、グリップタイプのスキャナ一体型ハンディターミナル「DT-X100」2モデル(レーザーモデル・CMOSイメージャモデル)を、3月下旬より発売すると発表した。

同社は2007年に、製品の検品や発注などの業務におけるハンディターミナル「DT-X7」を発売しており、この製品は現在、流通小売業を中心に物流業・製造業・医療機関などで使用されている。

今回発売の「DT-X100」は、「DT-X7」をバージョンアップさせた製品であり、高性能CPUの搭載や内蔵メモリの容量拡大に加えて、難読バーコードに対応するなどスキャン性能も向上しているという。さらにBluetoothや無線LANなども強化しており、現場での活用が可能であるとしている。

主な特徴は以下の通り

・スキャニング
レーザースキャナモデルは、バーコードの高速読み取り、難読なバーコードへの対応、LED照明下での安定稼働を実現。CMOSイメージャモデルは、難読な二次元コードやバーコードなどへの対応に加えて、手ぶれ防止効果を高めるグローバルシャッターも搭載し、確実なスキャニングを追求した。

・処理能力の向上
CPUには高速処理を実現するMarvell PXA320 806MHz(DT-X7は Marvel PXA270 416MHz)を採用。内蔵メモリもRAM256MB・FROM512MB(DT-X7は RAM64MB・FROM64MB)と大幅に拡充しており、さまざまな業務アプリケーションが快適に動作する。

・通信機能の強化
Bluetooth Ver.2.1(Class2)を標準搭載。無線LANは4種類の規格(IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11a、IEEE802.11n)に準拠しており、さまざまな業務現場での運用に適応できる。

優れた操作性を実現する設計手法(ISO9241-210:インタラクティブ・システムのための人間中心設計プロセス)を採用し、「DT-X7」で好評のラウンドフォルムを継承。グリップ性を向上させるディンプル加工を両サイドに施すとともに、センタートリガーキーの下に重心を設定しホールド性を高めている。自動復旧ツールを用いて、バックアップも簡単にできる。また端末管理ツール(オプション)を活用すれば、導入時の初期設定はもちろん、運用中の状態監視やデータ更新なども本部で行うことも可能である。