UDトラックス/新型トラック「カゼットRK」を発売
2015年1月21日(水)
UDトラックス株式会社(代表取締役社長:村上吉弘氏、本社:埼玉県上尾市)は2015年1月21日、多様化する近距離輸送や都市内配送向けに新型トラック「カゼットRK」を発売する。
小型トラック「カゼット」の経済性・操作性はそのままに、中型トラックの積載容量を併せ持つ、既成の枠を超えた新カテゴリーのトラックを投入する。一運行当たりの物流効率を高めてランニングコストを抑えるなど、顧客のトラック保有に係る総費用を低減し物流事業者の事業効率向上に貢献する狙い。
「近年の物流多様化を背景に、都市間の長距離輸送のみならず、域内近距離輸送や都市内配送においても積載量増加への高いニーズがある。しかし従来の小型では積載容量、中型では積載重量において近距離輸配送で望まれるじゅうぶんな積載量確保に応えることが難しかった。そこでUDトラックスでは、小型ベースで中型の積載容量を確保するという新発想で、こうしたニーズへのソリューションを提供していく」(UDトラックス代表取締役社長・村上吉弘氏)
輸送距離に関わらず、積載量増加は物流の効率化に最も効果的な手段の一つである。「カゼットRK」は、小型トラックベースのシャーシに車両総重量8トンクラスの中型車用ボディを搭載することで、従来の中型トラック※に比べて約10%の積載量増加を実現した。
また「カゼットRK」は、小型トラック本来の強みである、優れた燃費性・操作性を継承するという。従来の中型※以上の積載量を確保しながら、小型トラックをベースにすることで、初期費用である車両価格と維持費である燃料代などを抑え、ユーザーのトラック保有に係る総費用を低減させることが可能になる。さらに「カゼットRK」が搭載しているデュアルクラッチ式AMT(機械式オートマチックトランスミッション)や、小型キャビンならではの乗降のしやすさは、ドライバーに快適な運転環境を提供する。これは近年、ドライバー不足が懸念されている物流業界にとって、若年層や女性ドライバー確保にもつながるとしている。
※車両総重量8トンクラスの中型を想定
諸元などの詳細は、
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