極東開発工業、新型コンクリートポンプ車「ピストンクリートPY90-17」を発売
2015年7月7日(火)
極東開発工業株式会社(本社:兵庫県西宮市 社長:高橋 和也)はこのたび、GVW11トン車に17メートル級のブームを搭載し、大型車並みの最大吐出能力を実現したコンクリートポンプ車「ピストンクリートPY90-17」を開発し、本日より発売開始した。
新機種は中型シャシであるGVW11トン車に、使いやすさを徹底的に追求した17メートル級ブームを搭載したピストン式コンクリートポンプ車で、今回新たに、トランスファPTOの搭載で性能が向上した大容量油圧ポンプの採用と、メインシリンダのボア(径)アップにより、大型車並みの吐出能力となる最大吐出量90m3/h <90リューベ・パー・アワー>(従来機(PY75B-17)比約15%アップ)および最大吐出圧8.5Mpa(同約73%アップ)の性能を実現している。
◆特徴
1.大型車並みの吐出能力を実現
新たに、トランスファPTO(※)の搭載で性能が向上した大容量油圧ポンプの採用により、最大吐出量を向上(90m3/h <90リューベ・パー・アワー> : 従来機(PY75B-17)比約15%アップ)及び、メインシリンダのボア(径)アップにより、最大吐出圧を向上(8.5Mpa : 同約73%アップ)し、中型車ながら大型車並みの吐出性能を実現した。
(※)トランスファPTO : 通常コンクリートポンプ車に使用されている、車両側トランスミッション横に取り付けられるサイドPTO(=パワーテイクオフ:動力取り出し装置)と異なり、トランスファ(トランスミッションに接続され、エンジン出力をドライブシャフト(プロペラシャフト)を介して車軸に分配するための機構)に接続されたPTO で、よりエンジンのパワーをダイレクトに使用することが可能。
2.使いやすさを追求した17メートル級ブームを搭載
GVW11トン車に17メートル級のロングブームを搭載し、現場での使い勝手を徹底的に追求している。
3.張出し位置を選択できるフロントアウトリガで安定性の向上を実現
フロントアウトリガは標準張出し位置と、さらに広く張出すことができるワイド張出し位置との選択が可能。ワイド位置では車両の安定性をより一層高めることができ、作業時の安全性を確保できる。
4.旋回台内部のブーム配管に耐摩耗性能と耐圧力を兼ね備えたエッサーツインパイプを標準装備
旋回台内部のブーム配管には、内層・外層の二重構造による耐摩耗性と耐圧力を兼ね備えたエッサーツインパイプを標準装備。高い耐摩耗性により、配管の長寿命化を実現した。