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タニタ、靴のまま素早く測れる体組成計を発売

2018年8月8日(水)

株式会社タニタ(本社:東京都板橋区、社長:谷田千里)は、靴や靴下を脱ぐことなく、そのまま乗って計測できる施設向けの両手間計測体組成計「DC−13C」を8月7日に発売開始した。

一般的な体組成計が足から電流を流して計測するのに対し、本商品は手から電流を流して計測する方式を採用。靴や靴下など履物を脱がずにはかれる体重計一体型の両手間計測体組成計の商品化は国内で初めて。靴などを脱いではだしになることが不要なため、計測の準備から終了までの「トータル計測時間」をこれまでの体組成計と比較して半分以下の40秒に短縮した。価格は28万5000円(税別)。

体組成計はからだに微弱な電流を流し、その通りにくさ(電気抵抗値)をはかり、電気抵抗値を医療機関などで使われるさまざまな機器で計測した膨大な身体情報から導きだされた推定式に当てはめて体組成の値を算出している。医療機関やフィットネスクラブなどで使用される施設向けの体組成計は、両手両足間に電流を流すタイプや、両足間に電流を流すタイプが主流となっている。これらは高い精度ではかれるというメリットがある一方で、近年導入が進む健康経営へ取り組む企業などでは、靴の着脱など計測準備に時間がかかることがネックとなり、利用されにくい側面があった。同商品はこのような課題を解消し、簡便に体組成計をはかれるようにすることで、幅広い層へ計測機会を提供したい考え。

計測項目は、体重、体脂肪率、脂肪量、除脂肪量、筋肉量、筋肉率、体水分量、体水分率、推定骨量、基礎代謝量、内臓脂肪レベル、BMIの12項目。高い周波数と低い周波数の2種類の電流で計測するデュアル周波数方式を採用し、体組成の日内変動による誤差を抑えて正確な計測結果を表示。また、計測姿勢による誤差を抑えるため、収納時のグリップ角度やホルダーの高さを変えられるようにするなど商品の形状を工夫し、自然に正しい計測姿勢がとれるようにしている。さらにサーマルプリンターを内蔵しており、計測結果を出力することが可能。このほか、同社のNFCリーダーライター「MY−200(別売)」と接続することで、データをインターネット上のサーバに転送して管理できるため、健康づくりパッケージ「タニタ健康プログラム」でも利用可能。