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パスコとナビタイムジャパンが業務提携

2018年9月4日(火)


写真左より島村秀樹氏(パスコ代表取締役社長)、大西 啓介氏(ナビタイムジャパン代表取締役社長)
株式会社パスコ(代表取締役社長:島村 秀樹、本社:東京都目黒区)と株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、本社:東京都港区)は、両社の持つ技術とノウハウを相互に活用し、物流業界の課題解決に向けた業務提携を行うことで合意した。
 今回の業務提携では、パスコの「LogiSTAR(ロジスター)配車管理簿」とナビタイムジャパンの「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」を連携し、配送計画からナビゲーションまでをワンストップで提供する。

■ 背景と連携
 自宅に居ながらにして商品が届き、高鮮度な商品が身近な店舗に並ぶなど、私たちの生活は利便性を増している。こうした消費者ニーズの多様化に応えるため、物流は複雑化・高頻度化の一途にある。
 一方、物流業界では「労働人口の減少・高齢化」、「労働時間の適正化」、「温室効果ガスの排出抑制」など、多くの課題を抱えている。これらの課題解決には、熟練技能者の経験に依存している現状を打開し、ICTの活用により、スピードと多様化の要求に応える「徹底した効率化」が求められている。
 そこで両社は強力な連携体制を構築し、各社の強みを生かして、物流業界の課題解決に取り組んでいく考え。

【パスコの強み】
 配送先や道路ネットワークの情報、道路規制や自然災害リスクなどを考慮し、さらに、熟練技能者の知見までも加味した配送計画の策定を支援する技術とノウハウ
【ナビタイムジャパンの強み】
 精度の高い渋滞予測、正確な到着予想時間、さらに車高・車幅までを考慮し、カーナビアプリの開発実績を生かして、初心者ドライバーでも迷わない、車両の運行を支援する技術とノウハウ

【サービス連携の概要】
 パスコが提供する「LogiSTAR配車管理簿」で、複数の荷物・車両・配送先、容積の異なる荷物・車両といった、複雑な条件を高速で計算処理し、最適な車両数と配送先・配送順といった配送計画を立てる。

この結果から、車両ごとの配送順をナビタイムジャパンが提供する「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」にデータを転送することで、ドライバーはスマートフォンをモバイルナビゲーションとして活用することができる。

【サービスの特長】
1. 熟練配車担当者のノウハウを反映
パスコが独自開発した多様な要件を考慮できる配車計算エンジンは、荷卸し場所や平均待ち時間といった配送先の特殊事情など配車担当者が長年培ったノウハウを配車計算に活用する。

2. 多様な要件を短時間で提供
複数の荷物・車両・配送先、容積の異なる荷物・車両など、複雑な条件を高速で計算処理し、最適な車両数と配送先・配送順を高い精度で提供する。

3. リアルタイムの道路状況に即したナビゲーション
配送情報からワンタップでナビゲーションを開始、渋滞情報や規制情報など配送当日の道路状況に即したカーナビゲーションを活用できる。

4. 輸配送の進捗をパソコン画面で確認
各車両の輸配送状況(作業のステータス)がパソコン画面で確認できるため、荷主や配送先からの問合せにも迅速に対応できる。また、メッセージの送受信機能でドライバーへの指示や会社への報告などがスマートフォンとパソコンで行える。