いすゞ、中型トラック「フォワード」を全車コネクテッド化、 高度純正整備「PREISM(プレイズム)」に対応
2019年4月1日(月)
いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山正則)は、中型トラック「フォワード」を改良し、本日より全国一斉に発売した。
今回の改良では通信端末を標準搭載することによりコネクテッド化し、車両コンディションの遠隔把握及び本データを活用した高度純正整備「PREISM(プレイズム)」の実施が可能となる。また、安全性向上アイテムの追加、高度OBD対応等、総合的な商品力強化を実施した。
-本フォワードの改良により、いすゞ全トラックシリーズがコネクテッド化※1-
概要は以下の通り。
■遠隔データを活用した高度純正整備「PREISM(プレイズム)」で稼働を最大化-
今回の改良では、これまでオプションとして展開していた通信端末をフォワード全車に標準搭載※2。車両心臓部のコンディションを、インターネットを介してお客様自身で把握可能となった。ユーザーと同時に、いすゞも車両の詳細データを把握する。これにより、2015年より大型トラック「ギガ」で展開を始め、2018年には小型トラック「エルフ」にも展開した「PREISM」がフォワード全車で実施可能となった。
「PREISM」は、車両コンディションデータの活用により“未然に防ぐ・すぐ直す”をコンセプトとした高度純正整備で、休車時間の短縮に貢献するサービス。また、いすゞのキャプティブファイナンス会社であるいすゞリーシングサービスとのメンテナンス契約により、いすゞが責任を持って「PREISM」を実施する「PREISMコントラクト」のご提供も開始した。
※1 一部車型を除く。
※2 フォワード Fカーゴには2018年10月に商用車テレマティクス「MIMAMORI(みまもり)」を標準装備済み。
■安全性能の向上と法規対応で更なる商品力強化を実施-
アクセルとフットブレーキを同時に作動させた場合ブレーキを優先させる、ブレーキ・オーバーライド・システムを全車に標準装備した。また、車両総重量8トン未満の車型にサイドアンダービューミラーを標準装備した。これにより、フォワードのすべての車型にサイドアンダービューミラーが標準装備された※3。また、エンジンと排出ガス後処理装置に各種センサーを追加・変更し、排出ガス性能にかかわる装置の故障診断の要件強化(高度OBD規制)に対応した。
※3 車両総重量8トン以上の車両についてはすでに標準装備済み。
<目標販売台数>
16,500台/年(フォワード全体)
東京地区希望小売価格
車型:2RG-FRR90T2
主な仕様:平成28年度排出ガス規制適合/平成27年度重量車燃費基準+10%達成/GVW8トン車/ショートキャブ・エアサスペンション/キャブ付きシャシ
エンジン:4HK1-TCS 154kw(210PS)
トランスミッション:6速Smoother-Fx
消費税抜:8,046,000円