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DeNA、事故削減支援サービス「DRIVE CHART」を提供

2019年6月4日(火)

株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社長兼CEO:守安功、以下DeNA)は、AIとIoTを活用した商用車向け交通事故削減支援サービス「DRIVE CHART(ドライブチャート)」の提供を2019年6月4日から開始した。

「DRIVE CHART」は、商用車向けのサービスで、設置した車内外を写す専用車載器の映像、加速度センサーやGPSを元に、AI(画像認識技術)を用いて危険運転状況を可視化し、運転特性をドライバー自身だけでなく管理者と共に把握・改善することができるサービス。運転状況の振り返りや、運転特性に応じた指導を行うことができる。

従来のドライブレコーダーの多くは、内蔵された3Gセンサーによって大きな衝撃や急がつく動き(急発進・急ハンドルや急ブレーキ)を感知すると、その前後十数秒を録画記録するという仕組みが一般的だ。
これに対し、「DRIVE CHART」は外向きカメラでは車間距離や標識などを、内向きカメラではドライバーの目や口の動きからよそ見などを検知する。このカメラの映像に加え3Gセンサーの情報を組み合わせることによって、ヒヤリハットだけでなく危険運転行動(例:スマホを見る)の検出も可能となった。
例えるなら、従来のドライブレコーダーでは高速道路の段差を乗り越えたとき発生する大きな衝撃を検知して録画記録されるが、「DRIVE CHART」では外向きカメラは危険な状況ではないことを受け録画記録されない。つまり今まで運行管理者を悩ませていた「ゴミデータ」が蓄積されにくいのだ。

また、現状では管理ソフトには日報や労務管理などの機能こそ装備されておらず、専ら安全運転指導用に特化している。

それぞれの特徴は以下の通り

■ドライバー
目標の達成度確認・危険シーン地点確認および動画確認
・スコア推移状況確認
・外部の専門家を含めたサポートチームからの運用改善のためのアドバイス
■安全管理者
・目標未達者、注視しているドライバーの運転状況を一目で把握可能
・ドライバーへの声掛けのポイントを容易に把握でき、客観的な情報でコミュニケーション可能
■経営者
・各拠点での目標設定やレポート閲覧などの取組状況、運転行動改善傾向などを把握可能
・チーム戦など、業務に即したフォローアップ施策で、安全管理者と一丸となって改善に取り組める

なお同社では今後、導入事業者に対し運用改善のためのアドバイスやドライバーの自己改善と組織での運用が自然に進むよう、経営者を巻き込んだ支援を行う構えだ。

初期導入価格:50,000円(ドライブレコーダー機器代)
月額:オープン