-ハイブリッド車および車両総重量7.5トンを超えるディーゼル車を改良-
いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山正則、以下「いすゞ」)は、小型トラック「エルフ」のハイブリッド車と車両総重量7.5トンを超えるディーゼル車を改良し、5月30日より全国一斉に発売した。
同社は今回発売する「エルフ」のハイブリッド車に、平成28年度排出ガス規制に対応したエンジン「4JZ1」を搭載した。同時に国内小型トラック初※1のステレオカメラを採用したプリクラッシュブレーキ等、先進安全装置を標準装備。さらに、通信端末を標準搭載することによりコネクテッド化し、車両コンディションの遠隔把握及び本データを活用した高度純正整備「PREISM(プレイズム)」の実施が可能となった。
また、車両総重量7.5トンを超えるディーゼル車には、安全性能向上のために新たにブレーキ・オーバーライド・システムを全車標準搭載。同時に、高度OBDに対応している。
※1:同社調べ
主な特長は以下の通り。
【ハイブリッド車】
■クラストップレベルの燃費性能 ハイパフォーマンスディーゼル「4JZ1」を搭載
燃料噴射量フィードバック制御技術をはじめ、主要コンポーネントを一新し、フルリニューアルした最先端ディーゼル4JZ1エンジンを搭載。平成28年排出ガス規制への対応と燃費の両立を実現し、平成27年度燃費基準+15%を達成した。これらの結果、低排出ガス車認定取得となり、新車購入時の自動車重量税・自動車取得税がともに免税※2となる。
※2:特例措置:自動車重量税は令和元年5月1日〜令和3年4月30日までの登録車、自動車取得税については平成31年4月1日〜令和元年9月30日までの登録車が対象。
■先進安全装置を標準装備
-夜間も。歩行者も。ステレオカメラ採用による検知性能-
小型トラックの使用シチュエーションに応じて市街地など低速域での事故を想定し、検知に優れたステレオカメラを国内トラックで初めて採用。これにより、昼夜を問わず車両/歩行者/自転車といった障害物を立体的に検知し、万が一衝突の恐れがあると判断した場合には警報および制動装置を作動させ、衝突被害を軽減あるいは衝突回避を支援する。また、これらの先進安全装置の搭載により、ASV減税の対象となる。※3※4
■新型エルフ搭載 先進安全装置※5
・プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減/衝突回避支援)
・車間距離警報
・誤発進抑制機能 ※スム―サーEx車のみ
・車線逸脱警報(LDWS)
・先行車発進お知らせ機能
・電子式車両姿勢制御システム「IESC」
※3:車両総重量7.5トンを超えるディーゼル車の重量税については、令和元年5月1日〜10月31日までは75%減税、令和元年11月1日〜令和3年4月30日までは50%減税となる。
また、取得税については平成31年4月1日〜令和元年9月30日までの登録については525万円控除となる。
※4:ASV減税とエコカー減税の同時利用はできない。
※5:車両総重量7.5トンを超えるディーゼル車にはすでに標準搭載済み。
■コネクテッドトラックとして、通信端末を標準搭載
-遠隔データを活用した高度純正整備「PREISM(プレイズム)」で稼働を最大化-
今回、「エルフ」のハイブリッド車に通信端末を全車標準搭載した。※6車両心臓部のコンディションを、インターネットを介してユーザー自身で把握可能。同時に、いすゞも詳細データを把握している。
「PREISM」は、車両コンディションデータの活用により“未然に防ぐ・すぐ直す”をコンセプトとした高度純正整備で、休車時間の短縮に貢献するサービス。
また、いすゞのキャプティブファイナンス会社であるいすゞリーシングサービスとのメンテナンス契約により、いすゞが責任を持って「PREISM」を実施する「PREISMコントラクト」の提供も開始。
※6:車両総重量7.5トンを超えるディーゼル車にはすでに標準搭載済み。
【車両総重量7.5トンを超えるディーゼル車】
■安全性能の向上と法規対応で更なる商品力強化を実施
アクセルとフットブレーキを同時に作動させた場合ブレーキを優先させる、ブレーキ・オーバーライド・システム※7を全車に標準装備。また、エンジンと排出ガス後処理装置に各種センサーを追加・変更し、排出ガス性能にかかわる装置の故障診断の要件強化(高度OBD規制)に対応する。
※7:ハイブリッド車にはブレーキ・オーバーライド・システムの設定はない。