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いすゞ、大型トラック「ギガ」にオプション追加

2020年3月13日(金)

-運転自動化レベル2相当の高度運転支援機能を搭載-

 いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山正則)は、大型トラック「ギガ」にレーンキープアシスト(LKA)並びにスーパーシングルタイヤを新たにオプション追加し、2020年2月27日より全国一斉に発売した。

 同社は、2019年12月26日に「ぶつからない」「つかれない」「こわれない」を目指した大型トラック「ギガ」を発売した。既に展開している全車速ミリ波車間クルーズ※1にレーンキープアシスト(LKA)の機能が今回新たに加わることで、運転自動化レベル2相当の高度運転支援※2を実現した。また、車両の軽量化並びに燃費向上に寄与するスーパーシングルタイヤを展開し、高効率輸送をサポートする。

※1:スムーサーGx車のみ。停止後3秒以上経過した場合はドライバーの発進操作が必要。
※2:SAE(米自動車技術会)が定める運転自動化レベル2に相当。

主な特長は以下の通り。

【レーンキープアシスト(LKA)】※3
 車線逸脱時にドライバーに注意喚起する車線逸脱警報(LDWS)※4に加え、ステアリングの操作をアシストするレーンキープアシスト(LKA)をカーゴ系の主力車型にオプション展開。主な機能は以下の通り。

・車線維持支援機能※5
車両が車線の内側を維持するようにステアリングの操作をアシスト、ドライバーの運転疲労軽減に貢献する。

・車線逸脱抑制機能※5
ドライバーが意図せずに車線を逸脱しそうになると、車線の内側に戻すようにステアリングの操作を強くアシスト、車線逸脱による事故抑制に貢献する。

・低速時パワステアシスト機能
低速(〜20km/h)および後退時のステアリングを電動でアシストし、より軽い力で操舵が可能になった。これにより、誰にとっても運転しやすくなり、運転疲労の軽減に貢献する。

※3:「レーンキープアシスト(LKA)」は自動運転を行う装置ではない。ハンドルから10秒以上手を放すと警告音が作動し、ドライバーに注意喚起を行う。本モデルは運転自動化レベル2に定義される高度運転支援機能搭載車だが、あくまで運転の主体と責任はドライバーにある。
※4:標準装備。
※5:自車速65km/h以上で作動。

【スーパーシングルタイヤ】
 トラックの後輪タイヤは通常片側2本セットで装着されるが、片側1本で車両重量を支えることができるようにタイヤの構造を強化し、幅を広くしたスーパーシングルタイヤを一部車型にオプション設定した。タイヤとホイール本数を削減、並びにアルミホイール化と合わせて約300kgの軽量化を実現※6、最大積載量の確保に貢献した。
 さらに、片側2輪に比べてタイヤの接地面が減ることから、転がり抵抗低減によるロードノイズ低減や燃費向上に寄与し、輸送効率向上に貢献する。なお、スーパーシングルタイヤは空気圧や温度をドライバーが確認監視できるタイヤ空気圧モニタリングシステムとのセットオプションとなる。

※6:6×2のダブルタイヤかつスチールホイール装着比。