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ビール業界の流出パレット回収が年間約2万4000枚に

2010年5月25日(火)

 アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリーのビール4社とビール酒造組合が行っているビールパレットの流出防止と回収促進の取り組みで、通常のパレット流通経路外に流出したビールパレットの回収枚数が開始1年あまりで約2万4000枚に達したことが分かった。

 ビール4社とビール酒造組合は08年末からビールパレットの通常流通経路内にある各種物流拠点中の回収率の低い拠点での実地調査とビールパレットの流通経路である工場〜酒類卸物流センター間以外へと流出したパレットの発見と回収を本格的に開始した。

 流通経路外に出たパレットの発見と回収業務は日本パレットレンタルの関連会社のRTIMが担当。現在までに流通管理外に出たパレットを平均して月2000枚程度発見し、回収に成功した。

 流出パレットの回収とあわせてビール4社とビール酒造組合が行っている各物流拠点でのパレット動向調査は首都圏地区、東海地区、近畿地区にある酒類卸の物流拠点で主に実施。

 ビール4社が持つパレット流出率の比較的高い拠点の情報を集約し、回収率が低い拠点の実地調査を行った。実地調査は酒類卸に対するパレットに関する啓発活動をセットで展開。これまでに酒類卸10社13拠点で調査と啓発活動を行っている。(カーゴニュース)