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三菱ふそう、小型トラック「キャンター」新型発売

2020年10月22日(木)


キャンター新型モデル(撮影用特別仕様車)
・先進安全装置「アクティブ・サイドガード・アシスト」を小型トラックに国内初搭載
・キャブデザインを10 年振りに一新、力強いデザインでアップグレードした外観へ進化
・テレマティクス機能「トラックコネクト」を搭載
・スイッチを押すだけでドアの施錠・解錠が可能な「FUSO イージーアクセスシステム」を全車標準搭載

 三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO ハートムット・シック)は、キャブデザインを一新し、モデルチェンジした小型トラック「キャンター(Canter)」の新型モデルを10月19日に世界に先駆けて国内で発表した。新型キャンターは、全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門にて11月より順次販売を開始する。

 新型「キャンター」では、ドライバーの死角となりやすい車両左側をレーダーで監視することで、対象物を感知し、警告を出す先進安全装置「アクティブ・サイドガード・アシスト (Active Sideguard Assist®*)」を小型トラックでは国内で初めて搭載した。**「アクティブ・サイドガード・アシスト」は、走行中に車両左側の歩行者や車両をレーダーが感知し、左操舵または左折ウィンカー操作に入ると警報音でドライバーに警告し、左折時の巻き込み事故やレーンチェンジ時の危険性を抑制する。現行「キャンター」に搭載している衝突被害軽減ブレーキ、車両安定性制御装置および車線逸脱警報装置に加え、「アクティブ・サイドガード・アシスト」の新規搭載により、ドライバーの安全運転サポートのさらなる強化を実現した。今回の新型キャンターへの標準搭載により、同機能のFUSOトラックシリーズへの全展開を実現した。

 10年ぶりにキャブデザインを一新したキャンターは、「モダン&ソリッド」を基本テーマに、キャンターブランドが培ったイメージを活かしたフロントフェイスへと進化させた。ふそうバスの19年型「エアロクィーン/エアロエース」、および18年型「ローザ」に採用した新デザインアイデンティティ「ふそうブラックベルト」を、新型キャンターに継承した。これにより、FUSOブランドのデザインアイデンティティを明確にするとともに、新型LEDヘッドライトに象徴される技術面の進化と、小型トラックにふさわしい機敏さを表現した意匠とした。

 また、MFTBCの大型・中型及び小型電気トラックで導入しているテレマティクス機能「Truckonnect®*(トラックコネクト)」を新たに「キャンター」に搭載し、トラックの運行効率化と安全強化のニーズにも対応した。稼働中の車両データを用いて車両を遠隔管理する「トラックコネクト」は、車両の位置情報や燃費、遠隔診断を通じた故障の検知などを確認出来る機能。問題発生時には、遠隔診断機能を通じてトラックから発信される車両の各種情報を24時間稼働のサポートセンターでモニタリングし、サービス提供の段取りや予後・予防メンテナンス等の必要なサポートを提供する。

 さらに、新型「キャンター」では、街中での配送業務等で乗り降りを繰り返すことが多い小型トラックの運転ニーズに対応し、スイッチを押すだけでドアの施錠・解錠が出来る「FUSOイージーアクセスシステム」を全車標準搭載した。同システムでは、「FUSOイージーアクセスキー」をポケットの中などに入れたまま、ドアノブにあるスイッチを押すだけでドアの施錠・解錠が可能のほか、車両付近からのリモコン操作も可能。エンジン始動時にはステアリングコラムにあるエンジンスイッチを押して回すだけで作動し、乗り降りや始動・停止を繰り返す作業の効率化を図った。