ボルボ・トラック、新型ボルボFMX販売開始
2021年11月29日(月)
ボルボ・トラックは11月29日、より多くの積載量とより安全な機能を備えた新型「ボルボFMX」の6x4と8x4の販売を開始した。軸許容加重38トンのリヤアクスルを採用した新型ボルボFMXは、堅牢性と信頼性を高め、建設現場や工場内などの過酷な使用環境での輸送をさらに安全なものとしている。
・輸送現場の課題を解決
当車両は工場などの構内輸送現場での課題を徹底的に調査し、インテリアおよびエクステリアを刷新した。居住性、操作性、生産性を改善、積載量を大幅に高めたほか、安全機能をアクティブ、パッシブともに拡充した。またドライブラインとシャシーの構成を見直すことでCO2の削減を促進し、日本の脱炭素化に貢献する。
ボルボ・トラックセールス バイスプレジデントの関原紀男氏は、「構内輸送のお客様は、持続可能性、コスト効率、安全性、生産性などの分野で、これまで以上に改善を求めています。新型ボルボFMXの投入により、お客様のオペレーションをより簡単に、より安全に、より収益性の高いものとし、事業をサポートします」と述べている。
・新型キャブで居住性、生産性を向上
これまで頑丈で機能的な建設用トラックを提供してきたボルボの知見を生かした新型キャブプラットフォームを採用している。簡単に交換できる頑丈なパーツを備えたフロントセクション、新しいV字型LEDヘッドランプ、ドライバーの乗降を容易にするために新たに設計した滑り止めのフットステップを搭載した。また運転効率を高めるために、ドアガラスのベルトラインを低く設定、リヤビューミラーの直接視認エリアを拡大した。また助手席側にもコーナーカメラを配置し視認性を高めた。キャブスペースは800ℓ拡大し居住性を改善した。
・収納力と快適性を向上させたリビングエリア
断熱材の改良で防寒、防熱、防音機能を強化し、キャブをさらに快適なものとした。また人間工学に基づいて設計したIーシフトギアセレクターを用いることでキャブ内の移動がこれまで以上に簡単になった。
・積載量増加で生産性を向上
ボルボのシャシーシリーズの中で最も許容のある38トンのリヤアクスルをオプションで設定、8x4では積載量を最大20%まで増やすことができるようになった。これにより構内輸送における生産性とコスト効率が向上する。
・安全性を高める操作機能
容易で軽快な操作性を誇るボルボ・ダイナミック・ステアリングを標準設定した。新型では、パーソナルセッティング機能を追加したことで、オフロードでのハンドル操作を自由に調整できる。
・頑丈で完璧なシャシー
高い積載量、ユーザーフレンドリーな操作感でドライバーの安全性と快適性を強化した。また、頑丈で錆びにくい構内専用車両向けシャシを採用することで、構内輸送における生産性と収益性の向上に貢献する。
・13LエンジンとIーシフトの組み合わせで燃費向上*およびCO2削減
高排気量で、高トルクを低回転から高回転域まで持続するパワフルな13Lエンジンと、多くのユーザーから好評を得ているIーシフトトランスミッションの組み合わせは、ストレスフリーな重量物輸送で軽快な走行を実現すると同時に燃費向上とCO2削減に寄与する。
*実際の燃費はドライバーの経験、クルーズコントロールの使用、車両の仕様、車両の積載量、実際の地形、車両のメンテナンス、天候など多くの要因によって異なる場合がある。
・インテリアを大幅に刷新し優れた運転環境を提供
<インストルメントディスプレイ>
12インチの高解像度フルデジタルディスプレイ。運転状況に応じてモードの切替が出来、必要な情報が分かりやすく表示される。
<9インチのサイドディスプレイ>
インフォテインメント、運転アシスタンス、カメラモニタリングなど様々な情報に、タッチ操作で簡単にアクセスできる。
・国内の充実したネットワーク
全国160拠点あるサービスネットワークを通じ、ユーザーの稼働率の向上を支える。新型「ボルボFMX」は、全国のボルボ・トラック正規ディーラーとUDトラックスで取り扱う。