古河ユニック、小型トラック搭載型 新型G-FORCE発売
2021年11月30日(火)
古河ユニック株式会社(社長:山川 賢司)は、2021年6月より販売を開始し好評を得ている中型トラック搭載型クレーン「ユニッククレーン|新型G-FORCE」に続き、小型トラック搭載型クレーン「ユニッククレーン|新型G-FORCE」を開発し、本日より販売を開始した。
小型トラック向け「新型G-FORCE」では、アウトリガ張出幅の拡大とクレーンの主要構造部品の強度アップにより、つり上げ性能を向上させた「超ワイド張出」をラインナップに追加した。従来モデルでは、つり上げ性能と積載性能のバランスを重視した「ワイド張出」、積載性能を重視した「標準張出」の2シリーズのみだったが、用途に応じて3シリーズから選択できるようになった。
このほか、ユニッククレーンの従来からの特長でもある、つり荷重の検出をブームの先端で行うロードセル方式により、ブームの根元の起伏シリンダで検出する内圧検出方式と比べ、精度が高いつり荷重の測定が可能で、20kg単位のつり荷重表示を継続採用している。また、ロードセル方式ではブーム角度1°〜76°まで作業可能で、内圧検出方式と比べ角度制限領域が広い特長も維持している。更に、全シリーズでジョイスティック式液晶ラジコンか選択スイッチ式液晶ラジコンを選べるなど、これまでの使いやすさも踏襲し、本年6月に先行して販売を開始した中型トラック向け「新型G-FORCE」と同様の洗練された操作系(主な特長参照)を有している。
ユーザーのニーズに応じて “つり上げ性能”と“積載性能”を選択できる、使いやすくわかりやすいユニッククレーンとなっている。
<発売製品>
小型トラック搭載型クレーン
・URG290AWシリーズ[2.93t吊り|超ワイド張出]
・URG290Aシリーズ[2.93t吊り|ワイド張出]
・URG260Aシリーズ[2.63t吊り|標準張出]
<主な特長>
■洗練された操作系
1.集中コントロールパネルを一新
各種表示とスイッチをコントロールパネルに集約。個別の専用スイッチを設置するとともに、「文字」と「アイコン」で表現することで機能がイメージしやすくなった。
2.音声メッセージの数を大幅に増加
クレーンの状態を知らせる音声メッセージを大幅に追加するとともに内容の見直しを実施し、よりクレーンの状態を把握しやすくなった。
3.過負荷防止機能を「音声」と「表示」でよりわかりやすく
荷重と転倒の限界が近いことを「音声」だけでなく警告ランプや文字などの「表示」でも警告することで、周囲の騒音で警報音が聞こえない現場でも、視覚で確認できるようになった。
4.液晶ラジコンのディスプレイ表示に、つり荷重の拡大表示を追加
従来のクレーンの状態表示に加え、つり荷重の拡大表示に切り換え可能になる。“現在つり上げている荷重”と“つり上げ可能な荷重”を強調した表示に切り換えられる。
■新オプション、油温上昇警報装置の設定
作動油の温度をデジタル表示するとともに、作動油が高温になると音声で知らせ、作動油のトラブルを未然に防止する。
■ボックスタイプの縦アウトリガの採用
超ワイド張出では、小型トラック向けとして初めてボックスタイプの縦アウトリガを採用。クレーン作業時のシリンダの傷付きを防止し、安心して作業ができる。
諸元など詳細は
古河ユニックホームページへ。