極東開発・トレクス「2軸24KL角形アルミタンクセミトレーラ」新発売
2010年7月12日(月)
2軸24KL角形アルミタンクセミトレーラ
極東開発工業株式会社(本社:兵庫県西宮市 社長:筆谷 高明)は、グループ会社の日本トレクス株式会社(本社:愛知県豊川市 社長:西川 柳一郎)と、新型「2軸24KL角形アルミタンクセミトレーラ」を共同開発し、本日より発売開始した。
今回の新製品は、タンクの形状を楕円形から角形にすることで、タンク容量と全長を変えることなく、より低い全高を実現し、ほぼ全ての油槽所に対応できるようになった。その他にも、安定性、安全性、排出性の向上を図ったという。
◆特長(同社発表による)◆
1.角形タンクでほぼ全ての油槽所に対応
タンク容量24KLを確保した短尺トレーラというコンセプトを変えることなく、タンク形状を従来の楕円形から角形にすることで、内法高を短縮し、全高を低くした(同社従来比△90mm)。これにより、ほぼ全ての油槽所での積み込み作業に対応する。
2.走行安定性をさらに向上
従来からのエアサスペンションの標準装備に加えて、タンク形状の変更による低重心化(同社従来比 △60mm)で走行性がより安定。
3.安全走行をサポート
ブレーキシステムに、従来からの電気制御ブレーキシステム(EBS=Electronic Brake System)に加えて、横転抑制装置(ROC=Roll-Over Control)も標準装備した。
4.納期を短縮
一括基準緩和認定を取得しているため、個別の緩和手続きが不要となった。これにより、納期の短縮を実現した。
5.充実の標準装備
その他にも便利な各種機能を標準装備。
1)ハイトコントロールシステム
車高の調整が可能になり、車両後方(後2 軸)の高さを車両前方の高さより低くして傾斜をつけることができる。後方からの排出性能が向上する。
2)ハブオドメータ
車軸にハブオドメータが装備。トレーラの走行距離を記録表示することができる。(メンテナンスの時期や安全確認の目安となる。)
3)リレーバルブ凍結防止ヒーター
リレーバルブの凍結防止ヒーターが装備。
4)リフトアクスル
セミトレーラの2軸のうち、前1軸をリフトアップできる。荷物が空のときに1軸で走行することができ、高速料金の低減を図ることができる。また、タイヤの磨耗が減少することで、ランニングコストの軽減にもつながる。
5)ワイドシングルタイヤ
ワイドシングルタイヤにより、タイヤ重量の軽減を図り、積載量を確保した。
タイヤ本数が半分になりタイヤ取付けやローテーション等のメンテナンスコストを低減するだけではなく、燃費や走行安定性も向上。
6.販売価格 希望小売価格 2,107万円(消費税込み。トラクタを除く。)
※標準7室の場合。
7.販売目標 年間 15台