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三菱ふそう、キャンター エコ ハイブリッド累計販売1,000台を達成

2010年10月15日(金)

〜喜連川研究所でのハイブリッド開発体制を強化〜

 三菱ふそうトラック・バス株式会社では、グローバルハイブリッドセンターにおいて、ダイムラー・トラックグループ全体のハイブリッド技術の基礎開発業務を行っている。
 この度、喜連川研究所(栃木県さくら市)において、ハイブリッド専用の試験ベンチの設置を正式に発表するとともに、小型トラック「キャンター エコ ハイブリッド」の国内及び海外での累計販売台数が、1,000台を達成したことを発表した。

 今回発表した試験ベンチでは、エンジン、モーター、バッテリー、インバーターなどハイブリッド用パワーパックの総合的な評価が可能。また、小型から大型まで、各種出力に対応できる能力を有しており、実際の車両走行をシミュレートすることが可能であるという。
 2010年12月に完成を予定しており、以後MFTBCのみならず、ダイムラー・トラックグループ全体のハイブリッドの基礎開発の充実を図っていく。

 また、2006年7月に発売を開始した「キャンター エコ ハイブリッド」は今月の初めに国内および海外での累計販売台数が1,000台を達成。

 同車は、リチウムイオン電池を搭載したパラレル式小型ハイブリッドトラックで、低燃費を最大の特徴として2006年7月に日本国内市場において発売した。以来、順次改良を重ね、2010年型モデルでは小型トラックで国内最高の燃費性能[11.6km/リットル(2.0トン積車)]と環境性能を高い次元で兼ね備えたハイブリッドトラックとして進化した。

 一方で、同車の海外進出を視野に入れた活動も展開。2007年11月には英国(ロンドン)で実証試験を開始することを発表、2008年1月にはDHLへの納車を皮切りに、2008年8月までに10台の納車を行ない、大規模な公道試験を行なってきまた。
 その結果、2009年よりアイルランド、オーストラリアへ完成車輸出を開始、今年2月から香港へ輸出を開始している。