2011年2月4日(金)
国土交通省はこのたび、平成22年中の大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故の状況をまとめ、同省のホームページ上で発表した。
発生状況の概要は以下の通り
車輪脱落事故は近年減少傾向にあったが、平成22年に発生した事故は24件あり、平成21年に比べ11件増加している。
平成11年から平成22年までに発生した事故は341件であり、月別の発生状況を見ると2月に59件、3月に51件と特に2,3月の冬から初春の時期に発生が集中している。
このホイール・ボルト折損の主な原因は、?ホイール・ボルトの締付力不足、?ホイール・ボルトの誤組(スチールホイールにアルミホイール用のボルトを使用する等)、?ホイール・ボルトの過締めと推定されている。
※ 2,3月に発生が多くなる原因の1つとして、例年10月から12月にかけて夏用タイヤから冬用タイヤに交換する際に締結不良(締付力不足、誤組、過締等)があり、ボルトの疲労破壊が進行して数ヶ月後に集中的に折損し、車輪の脱落が発生することが考えられる。
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