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アリソンジャパン、静岡工科自動車大学校へトルコン式AT搭載の中型車両を寄贈

2011年7月13日(水)

アリソンジャパン株式会社(代表取締役社長:アシュウィン・ゴパラスウァーミー 本社:東京都港区、以下アリソンジャパン)は、5月18日、同社のトルコン式オートマチックトランスミッション(AT)を採用した中型ウイングトラック一台を、専門学校静岡工科自動車大学校(学校法人 静岡自動車学園 理事長:鈴木善之助)へ寄贈し、贈呈式を行った。

今回の寄贈は、アリソンジャパンが静岡日野自動車株式会社の協力のもと、自動車業界での就労を目指す学生を対象とした教育支援活動の一環として行ったもの。

贈呈式は静岡工科自動車大学校にて行われ、アリソンジャパンの代表取締役社長アシュウィン・ゴパラスウァ−ミーより、平井一史校長へ目録が贈呈された。寄贈された車両はウィングボディー仕様中型トラックの日野レンジャーで、直列6 気筒エンジン(240 馬力)と、アリソン1000シリーズのATを搭載している。

静岡工科自動車大学校では、今後この寄贈車を学校で制作した精密機器等を搭載したソーラーカーやエコランカーなどの搬送に使うことをはじめ、アリソンが世界中に供給している独自の技術が凝縮されたトルクコンバーターベースのプラネタリーギアについて授業を行う事を予定している。

寄贈に当たり、静岡工科自動車大学校の平井校長は以下のように述べた。「今回アリソンジャパンとの関係ができたことで、大学校に幅広い内容のカリキュラムの導入が可能となりました。これまでも乗用車用ATのカリキュラムはあったものの、中型・大型商用ATのカリキュラムはありませんでしたので、まず大学校の教員向けにATの力学構造や油圧システム構造、電気制御などについて講習をしたのち、本格的に導入していきたいと思います。」

これに対しアリソンジャパン代表取締役社長ゴパラスウァーミーは「今回、自動車産業に将来就労していく才能にあふれた学生達をサポートすることが出来ることを大変喜ばしく思います。大学校に車両を寄贈することで、世界中のトラックやバス、作業車や軍事車両に搭載されているアリソンATを知ってもらう絶好のチャンスが出来ました。近年、走りの快適性や生産性を求める志向が増加したことにより、アリソンのATを搭載し日本でOEM生産された車が増え、日本市場、さらには輸出市場での影響力が高まっています。アリソンのサポートを活かし、学生たちにはAT車について最新の技術を習得し、今後の活躍に活かしてもらいたいと思います。」と返した。

さらに、アリソンジャパンは今後も同校との協力関係を継続して行くほか、自動車業界を目指す学生を対象にした教育支援活動を継続すつとともに、静岡工科自動車大学校と共同で AT車の省エネ運転方法を考案する実験プロジェクトなどに協力することを予定しているという。



アリソントランスミッションについて
アリソントランスミッション(Allison Transmission)は、中型・大型商用車用と米国軍用大型特殊車両用のオートマチックトランスミッション、および輸送用バスのハイブリッドシステムの世界最大手メーカーであり、同社の製品であるATはあらゆる市場・用途(塵芥収集車、建機、消防・緊急車両などのハイウェイ用車両、キャンピングカー、オフハイウェイ用車両、エネルギー開発・鉱山用機器、軍需用装輪式車両・無限軌道車など)に採用・搭載されている。

専門学校 静岡工科自動車大学校について
静岡工科自動車大学校は、1956 年に静岡市に設立された、自動車整備士を養成する専門学校で、開校以来、毎年数多くの自動車整備技術者を社会に送り出しており、メカニックの養成校として県内トップの実績を持った学校である。東京オートサロン2011「東京国際カスタムカーコンテスト」でSUV部門最優秀賞を受賞し、また全国の自動車大学校・整備専門学校で初めてエコアクション21の認証を受けている。また中国の嘉興職業技術学院と姉妹校提携を結び、国内外でも有数の専門学校である。