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ボルボFH6×4トラクターに第5輪荷重25トン仕様車追加

2011年7月14日(木)

 UDトラックス株式会社(社長:竹内 覚)は、平成21年排出ガス規制に適合したボルボFH6×4トラクター(後輪2軸駆動の6×4トラクター)に第5輪荷重25トン仕様車を追加して、UDトラックス系販売会社とボルボ・トラック正規ディーラーにて7月6日(水)より全国一斉に発売した。

 今回発売するボルボFH6×4トラクターの第5輪荷重25トン仕様車は、重量物の運搬に対応したトランスミッションオイルクーラーやカプラー(連結器)を採用。よりクリーンで力強い走行を実現するエンジン(D13H)を搭載し、最適なシフトコントロールを可能にするマニュアルトランスミッションや最適な制動力を発揮するブレーキの採用などにより、環境性能と運動性能を両立した。

 さらに、世界で最も厳しいスウェーデンのキャブ強度安全基準をクリアした。なお、今回輸入して販売するボルボFH6×4 トラクターは、スウェーデンのチューベ工場で生産している。

<主な特長>(同社発表による)
(1)重量物運搬に対応した仕様の追加と変更
◆トランスミッションオイルクーラーについて、ギアボックス側面にヒートエクスチェンジャー、車両前面に専用のラジエーターを追加装備し、冷却性を強化した。

◆重量物運搬に対応したカプラー(連結器)に変更した。

(2)クリーンで力強いエンジン(D13H)
◆軽量で高性能なVGT(バリアブル・ジオメトリー・ターボチャージャー)の採用などにより、広い回転域で高トルクを発揮する排気量12.8リットルのエンジン。

◆超高圧の燃料噴射を可能とする電子制御ユニットインジェクターやクールドEGRと、排出ガスの後処理技術である尿素SCR触媒、VPF(ボルボ・ディーゼル・パティキュレート・フィルター)の組み合わせにより、低燃費とNOxとPMの低減を両立させ、平成21年排出ガス規制に適合した。

(3)優れた運動性能
◆効率的な運転操作をサポートするトランスミッション
・状況に応じて最適なシフトコントロールを可能にする14速マニュアルトランスミッションを標準装備した。コントロールロッドを使用しないワイヤー式を採用し、短いストロークで確実なシフト操作を実現する。またレバー振動が少なく、室内騒音も低減。

◆最適な制動力を発揮するボルボ・エンジンブレーキ・プラス
・ボルボ・トラック独自のエンジンブレーキであるボルボ・エンジンブレーキ・プラス(VEB+)は熱負荷の影響を受けず安定した補助制動力を発生することの出来る補助制動装置。長い下り坂における重量物運行であっても安定した補助制動力が、重量物運搬に携わる全ての人々に安心の運転を提供する。

(4)世界最高水準の安全・運転環境
◆床面の凹凸がなく、キャブ内の移動が容易であることに加え、遮音性にも優れ、豊富な収納スペースと室内スペースを確保するなど、長時間、長距離運行に適した運転環境を実現。

◆車両振動を吸収するエアサスペンションを採用したドライバーシートは、ドライバーの膝や腰への負担を軽減。また、シート一体型のシートベルトとアームレストにより、安定した姿勢で運転に集中することができ、快適な乗り心地を実現。

◆世界で最も厳しいスウェーデンのキャブ強度安全基準をクリアしたほか、トラックの荷台後部に似せたバリアにトラックを衝突させるボルボ独自のバリアテストをクリアする信頼性の高いキャブで、万一の事故にもドライバーを守る。