蓄熱材の製造販売を展開する株式会社ネギシ（本社：埼玉県上尾市、代表取締役：根岸 操）は、蓄熱型マット「エネCATCH」の販売を11月7日に開始した。

　燃料節約と排ガス削減、荷主からの要望などでアイドリングストップが強く求められている昨今、車両搭載の空調を使わずに仮眠などを取るための暖房機器、冷房機器といったアイドリングストップ支援機器が様々に開発・販売されている。そのほとんどが、車両搭載バッテリーの動力を使用するものが多い。
　当製品は電気不要。車内に入射する日差し（冬場1〜3時間キャビン内で太陽に当てる）をマット内の蓄熱材が吸熱し、体温より1〜2℃高い温度を長時間キープできるというもの。キャビン内のベッドスペースやシートなどに置き使用できる。マット中央部に温度を色で示すプレートが内蔵されており、40度になると青色がピンクに変色し、使いごろを教えてくれるという。あくまでも蓄熱材であり発熱はしないため、低温やけどの心配がないと、同社社長の根岸氏は語っている。

　床暖房などを手がける同社が、その蓄熱技術を応用し小型化した。蓄熱材は通常冷めると硬くなるが、冷めても硬くならないように開発することに成功したという。運送業界をはじめ、医療・福祉など多分野への進出を目指す。

◆製品概要
・製品名：エネCATCH
・サイズ（mm）：630×250×10
・重量（kg）：約1.2
・内容物（蓄熱材）：酢酸ナトリウム混合物
・表面材：塩化ビニルシート
・価格：6,900円（税抜）
・販売予定日：2011年11月7日（月）

◆本件に関する問い合わせ先
株式会社 ネギシ
担当：根岸
TEL：048‐772‐0933
FAX：048‐772‐0930