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極東開発工業、新型コンクリートポンプ車発売

2011年12月12日(月)

世界初のブーム速度制御システムと国内最長クラスの36 メートル級ブーム搭載車
新型コンクリートポンプ車
「ピストンクリート® PY125-36A / PY100-36A-S」を発売

極東開発工業株式会社(本社:兵庫県西宮市甲子園口6 丁目1 番45 号 社長:筆谷 高明 特装車事業、環境事業、パーキング事業)はこのたび、GVW25トン車に、世界初となる新開発のブーム速度制御システムと、公道走行可能車両として国内最長クラスとなる36 メートル級ブームを搭載したコンクリートポンプ車「ピストンクリートPY125-36A / PY100-36A-S」を開発し、平成24年1月5日より発売すると発表した。

新機種は、市場から要求が高かった、公道走行が可能な車両として国内最長クラスとなる36 メートル級のブームを、自動車排出ガス規制(ポスト新長期規制)対応のGVW25トン車に搭載した。
また、各ブームに装備した傾斜センサと油圧制御を行う電磁比例弁により、ブームの姿勢を常に認識することが可能となり、各姿勢でのブーム速度を最適化できる、世界初となる新開発のブーム速度制御システムや、市場評価が高いブーム制振装置等を搭載することで、安全性や信頼性、作業効率を大幅に向上させているという。



「ピストンクリート PY125−36 A / PY100−36 A−S」の特徴

1.世界初となる新開発のブーム速度制御システムを搭載し安全性と作業効率が大幅に向上

各ブームに装備した傾斜センサと、油圧制御を行う電磁比例弁を用いたブーム速度制御システム(KOMT)を、新開発し搭載した。
ブームの姿勢を常に認識することで、各姿勢でのブーム速度制御による最適化や、ブーム展開・格納時のショック軽減(スロースタート・スローストップ)、さらにブーム同士の干渉回避などを可能とした世界初のシステムだ。

2.公道走行可能車両として国内最長クラスの36 メートル級ブームを搭載

公道走行が可能な車両としては国内最長クラスの36メートル級ブームを、自動車排出ガス規制(ポスト新長期規制)対応のGVW25トン車に搭載した。同社コンクリートポンプシリーズの最上位モデルとなる。

3.同社独自の制振装置で優しい打設作業

ブームに掛かる荷重を電子制御サスペンション機能により軽減し、揺れを抑える当社独自の制振装置(KAVS?)を搭載している。
これにより耐久性の向上とオペレータの負担が低減し、作業環境の向上を実現しているという。

4.新開発油圧システムで最適な油圧コントロール(PY100-36A-S)

PY100-36A-S には新開発の油圧回路・制御システムを装備している。各部に最適な油量と油圧を供給することで、S バルブ切替前後のメインシリンダピストンのスピードを最適にコントロールすると同時に、圧送負荷にかかわらず最適な油圧でSバルブを切り替えることができ、Sバルブ切換前後のショックや、本体各部の負担を軽減させる。

5.ロングストロークシリンダで騒音、振動が低減

メイン油圧シリンダは、ロングストローク(PY125-36A : 2,100 mm / PY100-36A-S : 1,900 mm)で、Sバルブの切替回数が減少する。
これらにより、作業時の振動や騒音を抑制する。また、ブームが揺れる回数が少なくなりオペレータへの負担が軽減するとともに、Sバルブ周辺部品やコンクリートピストン等の部品の消耗を抑えることができる。

6.販売価格 希望小売価格(シャシ価格込み、消費税込み)
PY125-36A (最大吐出量126 ㎥/h) : 8500万円
PY100-36A-S (最大吐出量105 ㎥/h) : 8800万円

7.販売目標台数 25台・・・・・2機種合計、初年度(平成24年1月〜12月)