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ドコモ・システムズとデータ・テック、業務提携

2013年2月15日(金)

ドコモ・システムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大嶋明男、以下:ドコモ・システムズ)と株式会社データ・テック(本社:東京都大田区、代表取締役:田野通保、以下:データ・テック)は、ドコモ・システムズのクラウド型位置情報サービス「docoですcarNEXT」とデータ・テックのドライブレコーダー「セイフティレコーダ」を使った安全運転支援サービスの両サービスを融合させ、クラウド型アプリケーション・サービスの提供を目的とした業務提携に合意した。今後、2013年3月を目処に、第一弾としてクラウド型安全運転支援サービスの提供開始を予定している。

ドコモ・システムズはNTTドコモグループの社内システムやサービスシステムの企画・開発・運用を担っている。このプロジェクトを通じて培ったノウハウ、総合力を活かしたサービスの一つが「docoですcarNEXT」。GPSを使った車両の運行管理を目的とした「docoですcar」を2001年にサービス開始し、現在全国約1万台の車両
にサービスを提供している。2012年3月には、「docoですcarNEXT」としてリニューアルした。今後、これまでの“車両の動態管理”、“バスロケーションシステム”に加え、“安全運転支援”の分野へ本格的に事業展開したい考え。

一方、データ・テックはドライブレコーダー「セイフティレコーダ」を1998年に商品化させた車載機器のパイオニアとして、デジタル式運行記録計連動型ドライブレコーダー「SRVDigitacho」や常時記録型ドライブレコーダー「DVR-Pro」等をリリースしている。製品開発から販売、アフターフォローに至るトータルなサービスを手掛け、運送事業者やバス事業者を中心に約700社72,000台の導入実績がある。 
本製品では、内蔵する加速・ジャイロセンサー(*特許取得)により、日常的なアクセル・ブレーキ・ハンドル操作を100点満点で評価し、事故に遭いにくい予防運転へ導く、“安全運転分析”を実施することが可能だという。

本提携により、両社が長年蓄積したノウハウを基に、位置情報サービス、安全運転支援サービスがクラウド上で統合。これにより、運送事業者、バス事業者、警備事業者、建設土木事業者など幅広い業界における商用車両の更なる効率運用と安全管理を両立させると共に、「車載専用端末の一元化」や「PC 管理端末/アプリケーションの一元化」といったニーズにも応えていく。

専用端末の一元化では、車両内に複数ある通信端末を統合させることにより、通信端末購入コストや通信コスト削減に貢献することが見込まれる。また、アプリケーションの一元化では、運転データをクラウド上で収集することで複数にまたがる事業所における集計を簡素化し、ヒヤリハット発生場所を地図上でデータ・ベース管理するなど、安全管理の観点でさらなる付加サービスが提供可能となるという。

 本サービスの統合後、第一弾のクラウド型安全運転支援サービスでは、運転データを、記録カードを使いクラウド上へアップロードすることで、複数営業所や本社から情報をネットワーク経由で同時閲覧することが可能になる。
 その後第二弾は、2013年度中での提供を予定。さらに、両社はドコモ・システムズの強みでもある無線通信技術を活用することで、運転映像をリアルタイムに運行管理へ反映させることや、スマートフォンやタブレット端末を利用して労務管理や業務指示など、その他のサービスと融合させることなども検討していく考え。