ディーゼル重量車の排出ガス規制を強化
2015年7月2日(木)
排ガス規制値一覧と適用開始時期(クリックすると拡大表示します)
国土交通省は、ディーゼル重量車の排出ガス規制を強化するため、道路運送車両の保安基準等を改正し、7月1日に公布、同日施行した。
<改正概要>
【適用対象】
軽油を燃料とする車両総重量が3.5トンを超える普通自動車及び小型自動車(乗車定員10人以下のものを除く。)
【改正概要】
排出ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)に対する規制について、これまでの規制値と比較して約4割低い水準に引き下げる規制強化を行う。また、排出ガス試験モード等について、国連において策定された世界統一技術基準(UN GTR)の「重量車排出ガス試験方法(UN GTR No.4)」の試験モード(WHDC)を導入する。
さらに、WHDCにおいて定められるエンジン運転サイクル外(オフサイクル時)の排出ガスに対する規制として「オフサイクルエミッション(UN GTR No.5)」と調和させた規制を導入するほか、装備を義務づけている車載式故障診断装置に係る要件についても、より高度な故障診断を可能とするため、「車載式故障診断装置(UN GTR No.10)」と調和させた規制を導入する。
【適用開始時期】
右上の図をご参照ください。(クリックすると拡大表示します)