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富士通デジタコ、運行計画支援オプションを販売開始

2018年10月1日(月)

〜その日、その時の最適なルートをビッグデータから選択〜

 富士通グループの株式会社トランストロン(本社:横浜市、代表取締役社長:大岡 信一)は、株式会社富士通交通・道路データサービスと共同開発した「ITP-WebService V2 運行計画支援オプション」の販売を開始した。

「ITP-WebService V2 運行計画支援オプション」は 2010年より販売を開始した富士通製クラウドデジタコの搭載された、大型トラック・バス約 14万台から収集される運行データを分析し、「車格(車幅、車重、車高)」や「連続運転時間(改善基準告示への対応)」等も考慮した最適なルートや休憩地点、及び時間を提示することを実現した。これにより、経験則や勘に頼らず、1兆件を超えるビッグデータに基づいた運行計画を策定出来るようになる。

 近年、運送事業者は、乗務員不足が深刻な経営課題となっており、政府は2024年に、時間外労働年960時間超を「0」にすることを計画している。 そうした中、本サービスで運行の計画段階で「ルート」「時間」等を、より正確に把握することで、「ムダな待機時間」が発生する出発時間の選定や、適切な休憩時間の確保も困難な「ムリな運行」の解消に繋がり、生産性の向上を実現する。

 特に、運行計画策定に時間を要する長距離運送(複数日運行)をメインとしている事業者には、大幅な業務効率向上が期待できる。

また、フェリー輸送にも対応している為、陸路から海路への変更(モーダルシフト)の推進に活用することも可能。更に、自社の走行実績が無い運行においても、様々なルートの情報を提示する為、荷主との交渉等に用いることも可能であり、適正運賃収受にも繋がる。

■「ITP-WebService V2運行計画支援オプション」の主な特長
・大型トラック、バスの通行実績を考慮したルートを探索 (季節、時間帯、渋滞実績、急ブレーキ多発地点も加味しているので、より精度の高い運行時間を予測できる)
・フェリールートも含めた複数ルート算出(距離、時間等を比較しながら最適ルートを選択)
・経由地の指定、及び経由地での作業情報を入力可能(荷積、荷卸、休憩等) 
・「ITP-WebService V2」の運行指示書に、選択ルートや各種作業、休憩情報を反映
・高速道路の IC 指定、回避したいエリア(急勾配エリア等)、道路種別毎の速度指定等、各社 固有の条件設定
・出発日時、出発地、目的地を入力するだけで、ご利用可能 (必要に応じて、経由地も指定することが可能)