2010年5月25日(火)
アルプス物流(山崎孝一社長)は国内外での物流拠点新設を加速させる。今年度以降に設置及び設置を検討している電子部品物流向けの拠点は国内が4ヵ所で海外が3ヵ所。国内外のネットワーク拡充により電子部品物流の業容拡大を図る。
国内で今年度をメドに新たに拠点の設置及び設置を計画しているのは東北エリアの岩手県・北上に1ヵ所、中国エリアの広島県もしくは岡山県内で1ヵ所、九州エリアは現在、拠点が置かれている福岡以外の地区で1ヵ所を予定。
これら建設を予定している拠点のほか、10年4月には茨城県・つくばに新拠点を開設しており、既に本格運用を始めている。各新拠点の年度内の稼働により、国内の拠点数は39拠点から43拠点に、倉庫面積は約23万平方?から約24万平方?に拡張される。
現時点での計画及び設置済み拠点数は4ヵ所にとどまっているが、業績の進捗状況に応じて、東北エリアの日本海側に新規拠点を追加設置することなども、あわせて検討中。
海外については拠点数を22拠点から25拠点に、倉庫面積は約15万平方?から、約16万平方?に拡大する。10年3月中旬にはタイ・アユタヤに新規拠点を設置し、既に運用を開始。
中国では山東省・煙台に新規物流拠点の配置を決めており、設置に必要な登録を既に完了していることから、年度内の稼働を予定している。中国に関しては、さらに華北地区もしくは内陸部の重慶市か武漢市近辺での新規拠点設置を検討していく。
そのほか、主に生協関連の個配サービスを行っている消費物流分野でも国内拠点の拡充を予定。こちらは10年4月に新桶川BCを開設したほか、6月には騎西BCを増築。さらに11年5月には八潮BCを開設するなどし、拠点数を現行の117から119まで拡張する。
同社は電子部品物流分野の基本方針として「新たな成長に向けて、グローバル戦略を強化する」ことを掲げており、その一環として物流ネットワーク拡充に注力することを決めている。
(カーゴニュース)
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